鳥海山に登ってきました。・・・「釜磯」


 今回の例会の最大の目標は、鳥海山の頂上から日本海を見ることでした。このことは私個人の目標ですが、参加された多くの方にとっても、目標の上位にランクされたと思います。
 結果は、上天気に恵まれたおかげで、最大の目標を達成して満足できたとともに、参加していただいた方にも納得していただけたのではないかと内心ホッとしています。

 今回の例会は、仙台に6名の方が高速バス、2名の方が新幹線、3名の方が航空機(2社)と様々な方法によって集合しました。
 レンタカー営業所で集合後、3台の車両に分乗し、一路北西方向の酒田に向かいました。
 車中が長かったため、車中での会話の多いことが、今回の例会の一つの特徴とも言えると思います。

 酒田市到着後、W門さんの提案で、釜磯に行くことになりました。釜磯は、約20年前に鳥海山に降った雪や雨が地下層に入り、砂浜や岩場の隙間から湧き出すところで、実際に湧水が発生している場所を見ることができます。写真後ろの岩場もその一つで、湧水が流れ出していました。  

toki 2023/08/15(Tue) 00:42 No.2651
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「滝ノ小屋・夕食」

 釜磯から湯ノ台口コースの登山口まで車で行き、約20分緩やかな坂を登って滝ノ小屋に到着しました。
 滝ノ小屋到着は16:30頃で、しばらくくつろいだ後、夕食をいただきました。
 夕食も翌朝の朝食も家庭料理的で大変おいしく、ごはんもおいしかったため、皆さん口々に宿の管理人さんや奥様に感想を述べておられました。

toki 2023/08/15(Tue) 00:44 No.2652
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「滝ノ小屋の前で」

 夕食後、滝ノ小屋の前で集合写真を撮影しました。
 当日の宿泊客は私達だけで、少し広めのスペースで寝ることができました。
 それと貸し切りは気分的に楽です。
 私たちのメンバーの一人が、管理人さんからどういうグループかかと聞かれたため、「社会人山岳会のグループです。」と答えたところ、管理人さんから「そうでしたか。だから礼儀正しいのですね。」と言われたそうです。
 その影響か、(到着直後ではなく)翌日、朝ご飯を食べているときに、管理人さんから参加メンバー全員分の名刺を渡され、すぐに皆さんにお渡ししました。
 多分管理人さんは、この人たちなら名詞を配っても良いと感じられたのではないかと思います。
 

toki 2023/08/15(Tue) 00:44 No.2653
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「出発前・ラジオ体操」

 鳥海山登頂当日は、概ね午前3時起床、4時前から朝食で、体が十分に目覚めていないことを意識されたA立さんの発案で、ラジオ体操で体をほぐしました。
 ほぼ毎日ラジオ体操をされていると言われただけにA立さんは、体操の種別の順番を把握され、音楽を口ずさまれましたので、体操のノリが良くなりました。

toki 2023/08/15(Tue) 00:46 No.2654
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「滝ノ小屋〜河原宿・朝日を浴びて出発」

 午前4:35に滝ノ小屋を出発。朝日を浴びて河原宿に向かって少しずつ標高を上げていきます。小屋を出発していきなり3ヵ所の渡渉があるのは驚きでしたが、その後は渡渉はありませんでした。
 しばらくすると、赤い屋根の滝ノ小屋が下に見えてきましたが、更に進むと見えなくなりました。
 写真を撮影したこの辺りは、標高1,350m付近と思いますが、低木しか生えておらず、信州なら2,000m〜2,500m程度の植生と同じような感じがします。それだけ東北地方は緯度が高く温度も低いということでしょう。
 また、影富士ならぬ影鳥海とでもいうべき、横から朝日を浴びた鳥海山の影が、日本海を部分的に暗くしていて、それに気が付いた皆さんは一様に驚きの声を挙げておられました。

toki 2023/08/15(Tue) 00:47 No.2655
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「河原宿から見た鳥海山」

 やがて河原宿に到着しました。
 ここには立ち入り禁止となっている朽ちている小屋があり、その背後にトイレがありました。
 多分美しくないと思っていたのですが、なんと水洗できれいだったので驚きでした。
 ここから鳥海山の頂上方面が見えたので撮影してみました。
 ただ、ここからでは頂上は見えません。

toki 2023/08/15(Tue) 00:48 No.2656
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「雪渓の横断@」

 鳥海山・湯ノ台口登山コースでは、頂上までに2ヵ所の雪渓を横断します。登山口から最初にある方が長いですが、傾斜が少なく渡りやすく、2番目は傾斜が強く、慎重に渡る必要があります。ただ、私達が行った時期は2番目の雪渓横断でもストックがあればアイゼンなしで渡れました。雪国育ちのSアさんはストックなしでバランスを取りながら渡られていました。
 横断する雪渓のうち写真の最初の雪渓は1,670m付近で意外と低い位置にあり、2番目の雪渓は少し高い位置で1,880m付近にあります。

toki 2023/08/15(Tue) 00:50 No.2657
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「雪渓を背景に」

 登山道を更に上へと登っていくと、雪渓を見下ろせるようになります。
 海や海岸線がくっきりと見え、雪渓の白と木々の緑のコントラストも美しく映えていました。
 ただ上に登っていっても、「同じような景色が、少しずつ小さくなって広範囲に見えるだけ」と誰かが言っていたことが言い得て妙という感じはします。
 途中、見晴らしの良い休憩場所で、YAMAPを通じて知り合った、山形県在住や秋田県在住のYAMAP仲間と登っているグループの一人から、私たちのメンバーが「鳥海山には23回登っているが、今日が最高の天気、最高の景色だ。」と言われたそうです。(私は混雑を避けるため、少し離れた位置にいて直接聞いたわけではありません。)確かに標高を上げていっても海岸線も庄内平野もかすまずくっきりと見えました。
 

toki 2023/08/15(Tue) 00:52 No.2658
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「河原宿〜伏拝岳」

 一つ前の「雪渓を背景に」の場所から更に登った場所の写真です。
 滝ノ小屋の管理人さんから、私たちの出発時に「今は花が満開ですよ。」と教えていただいていたとおり、周辺はいろいろな花が咲き誇っていました。
 ニッコーキスゲは至る所にあり、ヨツバシオガマ(四葉塩釜)やアザミもよく咲いていました。
 8月中旬なのにニッコウキスゲをよく見かけて高山植物が満開な様は、赤石岳〜荒川三山に行った時とよく似ていたので、当時も同行されていたYDさんに、「赤石岳〜荒川三山のときの風景に似ていますね」と話しかけたところ、まったくその通りと思うということでした。
 鳥海山は更に雪渓があることが特徴です。ハイジの世界に近いような感じもしました。

toki 2023/08/15(Tue) 00:54 No.2659
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「伏拝岳」

 やがて鳥海山頂上に当たる新山の外輪山の一角の伏拝岳に到着しました。いわば稜線に到着したため、ここからは今迄と比べて傾斜が緩くなります。
 伏拝岳からは、新山直下にある御室小屋が見通せます。(御室小屋は写真左寄り、上下の中央位置に写っています。)
 外輪山に到着したということで、集合写真を撮影しました。
 この後新山頂上では人が多すぎたため集合写真を撮影できず、後から考えると伏拝岳で集合写真を撮影したときに、大阪青雲会の旗を出しておいたら良かったと思いました。

toki 2023/08/15(Tue) 00:55 No.2660
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「鳥海山(新山)頂上から見た庄内平野と日本海」

 外輪山から一旦下り新山に向かうと、岩場が現れます。
 私は新山への登りも下りも慎重に進んでいきましたが、7月中旬に五竜岳〜鹿島槍ヶ岳を歩かれたO橋さんによれば、岩場のレベルは五竜岳〜鹿島槍ヶ岳間の方が相当キツイということ。また、S田さんは、手頃感があったのか、楽しめたと言っておられたとか。余裕ですね。
 新山頂上は、先ほども述べたように、狭いうえに大変混んでいましたので、集合写真を撮影できず、早々に下山を開始しました。
 新山頂上から見た庄内平野と日本海の写真をアップします。
 また、北方向には秋田県の男鹿半島も見えました。
 

toki 2023/08/15(Tue) 00:57 No.2661
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「新山〜御室小屋」

 新山頂上から下り、御室小屋に向かっているところです。
 往路は新山頂上の東側から御室小屋を経由せず直接登り、下りは西側のルートを通って御室小屋に立ち寄りました。
 新山頂上へのルートは、個人的には登りで通った東側の方が、下りで通った西側のルートより険しいと思いました。
 御室小屋で暫く休憩した後、外輪山に登り、伏拝岳を経由して下山を開始しました。

toki 2023/08/15(Tue) 00:58 No.2662
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「雪渓の横断A」

 帰路、高い方の雪渓を横断するところの写真です。
 朝より雪の表面が融けて、歩きやすくなっているような気がしましたが、傾斜があるため油断すれば下の方に滑り落ちます。皆さんストックを使って慎重に横断されていました。
 
 その後、滝ノ小屋で預かっていただいていた荷物を回収し、湯ノ台口コース登山口からレンタカーに乗り込んで月山の南側の麓の宿に向かいました。
 この移動は宿を目的地としてカーナビにセットし、各車別々に走行したのですが、カーナビが間違った経路を示した車両もあって大回りを余儀なくされ、暗くなってから地理感のない土地を走ったため、時間が余計にかかりました。
 
 宿で翌日の天気予報を確認すると、降水確率が80%となっており、なんとなく月山に登らないような雰囲気が漂っていましたが、それでも翌朝6:30の朝食の時間に、登るかどうかを決定することにして寝ました。
 

toki 2023/08/15(Tue) 01:01 No.2663
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「幻の月山」

 翌朝、天気予報は相変わらず降水確率が80%のままで、朝食開始の6:30の少し前から雨が降り始めたため、月山には登らないこととなりました。
 ところがその後雨が上がり、時間の経過と共に降ることはあってもほんの少しだけで、登ればあまり雨に降られずに登れたと思います。
 降水確率80%、意思決定したときに雨がしっかりと降っていたということに幻惑された感じがします。
 
 少しでも月山に登った気持ちを味わいたいと思われた女性5名の方は、リフトで月山の中腹まで登られました。
 リフトの上駅付近では、朝日連峰がきれいに見渡せたとのことでした。(リフトの下の駅でも見えましたが、高度が異なるので見え方が違うと思います。)

 この日の月山等の写真を撮影しませんでしたので、前日、鳥海山中腹から見た月山の写真をアップします。
 特に2日目の写真が無い状態ですので、月山等2日目の写真はもとより、鳥海山の写真も含め、参加された方に、投稿をお願いします。

toki 2023/08/15(Tue) 01:02 No.2664
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「懇親会(仙台駅付近で)& お礼」

 その後、道の駅で土産物を購入したり昼食をいただき、レンタカーを返却した後、当日中に帰阪される方以外の8名で懇親会を開催しました。
 
 今回の例会は、月山に登れなかったということが残念ですが、多くの方が参加されただけに、鳥海山の素晴らしい景色を共有できたことは良かったと思います。 
 今回の例会を通じて、鳥海山が気に入ったのでまた違うルートで登りたいと仰っていただいた方もいらっしゃいました。
 鳥海山例会で素晴らしい景色を堪能できたのは上天気のお陰ですが、一方で参加された方がそれぞれご自身の持ち味を発揮して鳥海山例会を作っていっていただいたと思います。
 お世話になり、ありがとうございました。
 

toki 2023/08/15(Tue) 01:04 No.2665
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「釜磯」
リーダーのTokiさん 皆さん 例会お疲れ様でした 身体の疲れも取れ鳥海山のことが思い出になりつつあります 鳥海山東北の景色は雄大でした たくさんの写真もありがとうございました
山の無い千葉県在住Y川 2023/08/20(Sun) 09:34 No.2667
Re: 鳥海山に登ってきました。・・・「外輪山から(伏拝岳〜外輪ケルン分岐)」

 Y川さん、投稿ありがとうございます。確かに鳥海山例会から約1週間が経過し、過去のものになりつつあります。感動が落ち着き記憶の一つとして定着したようです。
 素晴らしい天候の日に、皆さんとご一緒できたこと、良い思い出として残ることと思います。ありがとうございました。
 写真は、伏拝岳を出発し、外輪ケルン分岐に至る、外輪山から庄内平野や日本海を背景に撮影したものです。

toki 2023/08/21(Mon) 07:20 No.2668
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