赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「美濃戸山荘〜赤岳鉱泉@」 


 朝、大阪を出てJRとジャンボタクシーを乗り継いで南八ヶ岳の登山口の美濃戸口に到着したのは11:15。八ヶ岳は首都圏から近い山と言われますが、関西からでもそう遠くないと実感しました。
 
 標高1,490mの美濃戸口から本日の宿泊地の標高2,220mの赤岳鉱泉までは730mの登りですが、美濃戸山荘までは一般車も乗り入れる未舗装の車道、そこから先の堰堤までも林道が続きますので傾斜が緩く歩きやすい道です。堰堤から赤岳鉱泉までは、柳川の北沢沿いに何回も川を渡りながら登りますが、傾斜は緩やかなので、やはり登りやすく歩きやすい道でした。

toki 2021/07/28(Wed) 06:03 No.1230
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「美濃戸山荘〜赤岳鉱泉A」 

 何度目かの柳川北沢にかかる橋の通過です。

toki 2021/07/28(Wed) 06:05 No.1231
Re:赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「赤岳鉱泉テント場」

 やがてテントが遠目に見え、赤岳鉱泉のテント場の端に到着したことに気付きました。
 近くでテントを張っている人に聞くと、小屋に近いところにトイレや水場があるようですが、その小屋はまだ上の方にあり、その一方で小屋に近いところはテントが設営されていたため結局ある程度水場やトイレから距離のある場所にテントを設営することになりました。

 テントは4名分または2名分ずつくらいしかまとまったスペースはなかったため、男性2名と女性4名が少し離れた場所に設営することとなりました。
 なお、夕食は山小屋の前のテラス席でいただきました。
 

toki 2021/07/28(Wed) 06:07 No.1232
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「「中岳のコル直前」」 

 夕食の前後に雨が降ってきて、特に20:00過ぎにも降っていたため翌日の天気が不安でしたが、翌朝は快晴でした。
 
 昨日の重い荷物と異なり、山行2日目はYさんを除いて軽い荷物で登りました。Yさんは若く体力に余裕があるため、気にせず重い荷物を持たれたのでしょう。
 
 右手の赤岳はシルエット状でしたが、最初に登るほぼ正面の阿弥陀岳は順光で、青空を背景にひときわ目立って聳えていました。

 写真は行者小屋を出発後、稜線の「中岳のコル」に出る直前です。
 右端は赤岳、後ろ正面は硫黄岳でいずれも本日登る予定の山です。

toki 2021/07/28(Wed) 06:09 No.1233
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「富士山(中岳のコルで)」 

 中岳のコルに到着した皆さんからは一様に感嘆の声が挙がりました。
 朧ではありますが、正面に富士山が目に飛び込んできたためです。
 皆さん、富士山を撮影したり、富士山と一緒に自身を撮影してもらったりと活気づきました。

toki 2021/07/28(Wed) 06:10 No.1234
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「南アルプス(阿弥陀岳頂上で)」 

 中岳のコルから赤岳とは逆方向の阿弥陀岳に登りました。
 阿弥陀岳は想像していたよりも急峻な山で、小石が浮いている場所もあり登り下りし難いうえに小石が転がり落ちてきたこともありました。
 登っている人は誰もヘルメットを装着していませんでしたが、後から考えてみるとこの山こそヘルメットがあった方が安全と言えました。
  
 阿弥陀岳頂上では、素晴らしい展望が開けていました。
 赤岳や硫黄岳等の八ヶ岳の連山はもちろんのこと、南南東に中岳のコルでみたのとほぼ同様の富士山、南に南アルプス、北西に北アルプスと、著名な山岳が360°に見渡せました。

 写真は南アルプスで、中央の高い山が日本での標高第2位の北岳(3,192.4m)、その右の高い山が甲斐駒ヶ岳(2,967m)、更にその右の高い山が仙丈ヶ岳(3,032.6m)、北岳の左の山裾の向こうに聳えるのが西農鳥岳(3,051m)、農鳥岳(3,025.9m)、少し離れて更に左に北岳の山裾の手前に位置する連山が鳳凰三山といったところだと思います。
 いずれも南アルプス北部を代表する錚々たる山岳です。

toki 2021/07/28(Wed) 06:12 No.1235
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「北アルプス(阿弥陀岳頂上で)」 
 
 南アルプスに見とれていると、Wさんが「槍ヶ岳」と声を挙げ北西の山を指さされました。
 確かに槍ヶ岳。私は言われて気が付いたのですが、目立ちますね。
 今回のメンバーの半分の3名の方が、今回の山行後中5日で槍ヶ岳例会に参加されるとのこと。
 元気ですね。また、Wさんはお盆の時期に劒岳例会に参加されるとのこと。
 槍ヶ岳例会も劒岳例会も、安全に、楽しんできてください。

toki 2021/07/28(Wed) 06:14 No.1236
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「赤岳頂上」 

 下りに注意しながら中岳のコルまで戻り、いよいよ赤岳に登ります。
 途中、中岳を経由して文三郎尾根道と合流した地点で休憩しました。
 ここから傾斜がきつくなり、赤岳頂上に近づくにつれ傾斜はさらにきつくなり、いつヘルメットを着用しようかと考えていたのですが、落石の危険性は先程の阿弥陀岳の方が高く、その比較でまだ着用しなくても良いだろうと思って進んでいると人影が多く見え頂上に到着しました。思わず同行のメンバーで近くにいた人に「ヘルメットを着けずに登ってしまった。」と言ったほどでした。

 既に文三郎尾根道との合流地点からガスが本格的にかかり出していたため、赤岳頂上では眺望はまったくありませんでした。そのことは残念でしたが、赤岳の頂上に立てたことは事実で、私も同様ですが、皆さん、達成感を味わっておられたようでした。

toki 2021/07/28(Wed) 06:17 No.1237
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「地蔵の頭〜三叉峰」 

 その後も次第にガスが濃くなり、険しい区間の、地蔵の頭〜三叉峰の区間に差し掛かった時は今にも雨が降り出しそうな状況になっていました。
 眺望はまったく望めませんでしたが、この辺りから奥の院を過ぎたところまでの難路で風が吹いておらず、雨も降っていないことは幸いだったと思います。
 

toki 2021/07/28(Wed) 06:21 No.1238
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「コマクサの群生(奥の院〜硫黄岳山荘)」 

 奥の院を過ぎて暫く行ったところのクサリやハシゴの難所を過ぎると、道の両側にコマクサの群生がありました。今までも登山道から見える位置にコマクサがところどころに咲いていましたが、これほどまとまって咲いているのを見たのは多分他の山も含めて初めてです。

toki 2021/07/28(Wed) 06:22 No.1239
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「硫黄岳への登り」 

 コマクサの群生を見た後、少し雨がパラつきました。
 急いでザックカバーを付け、カッパを着ましたが雨はすぐ止み、それどころか薄日がさして暑くなったため、暫く進んだ硫黄岳山荘で全員カッパを脱ぐことになりました。

 硫黄岳山荘出発後しばらくはなだらかですが、硫黄岳に近づくと今回の行程最後のまとまった登りがあります。
 傾斜はそれほどきつくないのですが、1日歩いて体力を使っていることと連続した登りとなっているため少ししんどさを感じました。

toki 2021/07/28(Wed) 06:24 No.1240
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「硫黄岳頂上」 

 坂を登りきると本当の硫黄岳の南西に位置する場所でしたが、「硫黄岳」の標識が立っていました。

 これでもう登りはない、ということで皆さん笑顔。
 それと、目標とする2つの山頂に登ったということで満足感もあったことと思います。

toki 2021/07/28(Wed) 06:25 No.1241
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「硫黄岳〜白い砂地の分岐点」 

 硫黄岳を下り始めると視界が広がってきて、あたりがくっきりと見えるようになってきました。

 また、やや後ろ寄りの方向の赤岳を振り返って見ると頂上まではっきりと見えました。
 今、赤岳の頂上に立っていたらという思いがチラッと心によぎりましたが、ないものねだりというものですね。
 同じようなことを考えておられた方もいらっしゃったらしく、「赤岳からの眺望を見るという目標を立て、頂上で何時間か粘ったら良い眺望に恵まれたかも知れない。」との声が聞こえてきました。

toki 2021/07/28(Wed) 06:26 No.1242
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「赤岳鉱泉(山荘)の夕食」 

 山行1日目の夕食は自炊でしたが、2日目の夕食は赤岳鉱泉(山荘)の夕食がおいしいと事前に調べられたWさんのお薦めで、赤岳鉱泉(山荘)でいただくこととしました。

 料理は基本ステーキで評判どおりおいしかったです。また、ボリュームもありました。
 
 コロナ禍の時期だけに写真を撮ってもらえないかなと思いましたが、山荘の人に気軽に応じていただきました。
  

toki 2021/07/28(Wed) 06:28 No.1243
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「特急『しなの』車中&お礼」 
 翌朝は快晴の中、テントを撤収し、前々日の逆コースで美濃戸口まで下り、バスに乗車して茅野で入浴したあとJRで帰阪の途につきました。
 山行3日目は、1日目の逆コースを順にたどっているだけなので写真を撮っていないことに気付き、車中で1枚撮影することとしました。
 Nさんがお土産を手にされると何人かの方が「私も」ということで出してこられました。

 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)例会は、眺望は一部の区間に限定されたものの、ほぼ天候に恵まれたといってもよく、全行程を無事歩けて良かったと思います。
 皆さんには初めてのテント泊や慣れない泊り例会の方もいらっしゃったと思いますが、役割分担を含めいろいろとご協力いただきましてありがとうございました。
 お陰様で行程中あまり気を使わず会話ができ、いろいろな楽しいこともあり良い例会にしていただけたと感じています。
 ありがとうございました。

toki 2021/07/28(Wed) 06:29 No.1244
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「美濃戸山荘〜赤岳鉱泉@」 
八ヶ岳、思う存分楽しめたようですねー。
ここに載せきれない写真、書き切れない話、8/6の中央会館で
プロジェクターを準備して待ってまーす。
参加されたみなさんも来てくださいねー。
八が岳、17年前、私にとっても青春の山でした・・・なんて

白@夏はあきらめた? 2021/07/29(Thu) 21:22 No.1246
Re: 赤岳・硫黄岳(八ヶ岳)・・・「垂直のはしご(奥の院〜硫黄岳山荘)」 

 17年前の八ヶ岳の写真、雲に隠れて富士山の露出度は少ないようですが、くっきりと見えていますね。

 8月6日の集会にできるだけ出席していただくことや、出席される場合USBメモリーに画像を入れてもってきていただくことや、出席されない場合、映写しても良いとお考えの写真を私宛に送付していただくことは、参加していただいた皆さんにお伝えしていますが・・・・・・大阪府に緊急事態宣言が発出されるので、集会は中止でしょうね。その場合、映写会も延期かな。

 この機会にもう一枚、写真を追加します。
 奥の院〜硫黄岳山荘(奥の院を出発後7〜8分後、コマクサの群生より前)にある垂直のはしごです。

toki 2021/07/30(Fri) 23:09 No.1249
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